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【校長日記】 5年 算数 PKのキッカーを決めよう

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 今日は、5年生の算数の授業を観ました。    昨年のワールドカップはPK戦が印象に残りました。そこで、これまでのPKの結果を参考に、次は誰に蹴らせたらいいか、監督になったつもりで考えようという問題です。 年 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 季節 春 秋 春 秋 春 秋 春 秋 春 秋 春 秋 春 Aさん   ○ ○ × ○ × × × × - - - - Bさん   × ○ × ○ × ○ × × ○ ○ - - Cさん   × × × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○    割合の学習をしているので、通算の成績で見れば、 Aさんは8回のうち3回成功しているので、3÷8=0.375ということになります。 同様に、Bさんは、10回のうち5回成功しているので、5÷10=0.5 Cさんも、12回のうち6回成功しているので、6÷12=0.5 BさんかCさんがいいだろうということになります。    では、部分で見るとどうでしょうか。 最近の2年間で見ると、Aさんは4回のうち3回も成功しています。Bさんは2回、Cさんは1回しか成功していませんので、最近調子がいいのはAさんという見方もできそうです。    Aさんが8回しか蹴っていないので、BさんとCさんも直近の8回だけで見ないと不公平だという意見の子もいました。そうなると、AさんとBさんは直近の8回で3回ずつ成功していますが、Cさんは4回成功しているということになります。    割合という便利な考え方も、情報の切り取り方によって意味合いが変わってくることを、子どもたちも感じているようでした。    放課後、今日の授業について校内の教員同士で協議を行いました。算数を、どうすれば現実に近い場面で子どもたちが学ぶことができるのか、様々な意見が出されました。その後、本校の開かれた学校づくり協議会の委員である、武蔵野大学准教授の小野健太郎先生に、これからの算数教育の方向性についてお話をうかがいました。  


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