【タイトル】

【校長日記】 3年 国語 ありの行列

【本文】

 2月8日(水)、3年生の国語の授業を観に行きました。    子どもたちが読んでいたのは「ありの行列」です。著者のウイルソンになったつもりで、自分だったら次にどんな実験をやってみたいかを考える課題でした。これは、本校が昨年度まで取り組んでいた「第三段階の読み」と呼ばれる学習です。    「ありの行列」のような説明的な文章では、以下のような読みのステップがあるそうです。   第一段階 叙述を読む。(例 論旨を読み取る) 「何が書いてあるか」「筆者はどのような実験をしたか」「段落の要旨をとらえる」 第二段階 叙述を整理しながら読む。 「仮説、論の展開、結論等を整理しながら読む」 「事実の部分と意見の部分に分ける」「段落相互の関係をとらえる」 第三段階 自分の考えをもちながら読む。 (例 書かれている内容を評価、選択、比較、補充する。自分の考えを整理しながら読む) 「環境問題の3つの提言があるが、東京都に住んでいる君が最も大事だと思うのはどれか」 「筆者の行った実験で十分か。」「AとBの意見を読み、どちらが自分の意見に近いか考えよう。」   これまでの授業では、第二段階の読みで終わってしまうこともありましたが、第三段階の読みを行うことで、思考・判断の力を養い、子どもたちが主体的に読むことができるようになるそうです。     それぞれが考えた実験が、短冊に書かれて発表されました。自分と似ている考えを見つけたり、自分は思いつかなかった友達のよい考えに感心したりする様子が見られました。


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