カテゴリ:校長日記
【校長日記】 終業式
終業式に警察から感謝状をいただいた話を紹介して、何となく終業式のことは書いたつもりになっていましたが、改めて終業式に子供たちに話したことを書いておきます。ちなみに、この記事が校長日記のちょうど50回目(!)にあたります。
終業式の話の定番としては、1学期の出来事を4月から順に振り返るというのがあります。ただ、どうしても話が長くなるので、私はあまり採用していません。5月の全校朝会で一度話している、1学期の目標は達成できたか、振り返ること、その際、担任が書いた「あゆみ」の所見も参考になることを伝えました。「振り返るときに大切なことは、決めた目標と照らし合わせて、1学期自分が何をしたか、何ができなかったかを振り返ることです。振り返ることで、次にやることがわかりますし、自分の成長につながります。ただ目標を達成できたか、できなかったかという結果にとらわれるのではなく、目標に向けて、自分はどんなことを頑張ったのか、その内容を重視してほしいと思います。」
ここで、将棋の藤井聡太さんの話を紹介しました。藤井さんは、数々の最年少記録を更新していますが、ご本人はあまり記録に興味がないそうです。結果ばかりを求めていると、結果が出ないときにモチベーションを維持するのが難しくなってしまうので、結果よりも内容を重視して、一局指すごとに改善点を新たに見つけることをモチベーションにしてやっているというのです。2学期に向けて、新たに頑張りたいことをぜひ考えてほしいとも伝えました。
そして、夏休みです。夏休みは時間割がありません。自分でやることを決めて、計画的に生活していく必要があります。先日のカブトムシの話ではありませんが、自分が好きなことを極めてみるのも良いし、苦手なことに挑戦してみるのも良いと思います。子供たちには、じっくり取り組んでほしいと思っています。そして、前日に副校長先生も話していましたが、SOSとまではいかなくても、何か困ったことが起こったら学校に相談するようにということも伝えました。
児童代表の言葉は2年生が発表してくれました。やはり、子供たちは学芸会が印象に残っているようでした。体育館には1・2年生が集まり、他の学年はオンラインでの参加になります。2年生の言葉を聞きながら、子供たち一人一人が1学期を振り返ることができたと思います。そのあと、校歌を1番だけ歌って1学期の終業式が終わりました。
公開日:2021年07月24日 07:00:00